世界的に大流行している新型コロナウイルスによる世界恐慌を視野に入れ、ビットコインを含めた暗号資産は今年どうなるのか?
この件について以下の通り解説します。
世界恐慌が発生した場合のビットコインの価格について
過去のデータによるビットコインの値動き

過去のデータなども含めビットコインの値動きは以下の通りです。
- ある国で金融危機・・・ビットコインの価格上昇
- ある国で戦争危機・・・ビットコインの価格上昇
- ある国で新型ウイルス・・・新型ウイルスが世界で大流行し、世界同時に株価下落かつビットコイン下落
このことから、
ある国が金融危機・戦争危機にやられた場合はリスクオフとしてビットコインの買いが増加し価格上昇を見せ、
ある国で新型ウイルスが蔓延し世界的に大流行した場合、経済停滞による株価下落と共にビットコインの売りが増加し暴落する可能性が高い。
ということが現状考えられます。
- 【補足】リスクオフとは・・・投資先をリスクの高い金融商品から、リスクの低い金融商品(安全資産)に移す動きのこと。
新型コロナウイルスの影響が長引いた場合ビットコインはどうなるのか?

新型ウイルスが世界で大流行すると株価が下落すると共にビットコインも下落する傾向にあることが明らかなっております。
また、今回の新型コロナウイルスによる影響で2020年2月29日において、ビットコイン以外に金(GOLD)までも一時的に下落する影響となりました。

- *今回の事象でビットコインと金がリスクオフとして否定されたわけではありません。金に関しては全体を通して上昇傾向です。
株の暴落後に多くの新興国でハイパーインフレ(物価上昇)が起きてビットコインの需要が急激に増え始めることでビットコイン価格は生還しています。
このハイパーインフレが起きる理由は株を売り崩して法定通貨に変えた後、法定通貨を金(ゴールド)などの安全な資産に変える流れが加速することによって法定通貨の供給量が増えるのが引き金です。
インフレが深刻化し自国通貨を保有していると価値がどんどん下がっていくため、退避先の通貨としてビットコインと金の需要が高まるとされています。
また、ビットコインは決済に使えるのが金と異なる利点です。
その決済に関連した話題のニュースとして以下の記事が最近注目を浴びました。
ドアノブだけじゃなく紙幣も危ない? 中国中銀が感染防止に回収・消毒
<ウイルスに汚染されたかもしれない膨大な数の紙幣を殺菌し、14日間密閉するという大プロジェクト>https://t.co/avlbzDShAH
— ニューズウィーク日本版 (@Newsweek_JAPAN) February 22, 2020
中国人民銀行は2020年2月15日に新型コロナウイルスの感染防止を防ぐため市中から回収した現金の消毒を始めたと発表しました。
ウイルス感染においてドアノブを触る際は気になりますが財布からお金を取り出して手渡しするときの感染リスクは気にしていますでしょうか?
今後は感染防止のためにも手渡し不要のキャッシュレス決済の普及が加速すると推測します。
キャッシュレス決済のひとつといえば暗号資産です。
アンテナを張っておきましょう。
以上、世界恐慌が発生した場合のビットコインの解説です。